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鎌倉時代の恩恵で興隆した寺
朱鳥元年(686年)、奈良時代の伝説的な山岳修行者、小角(おづぬ)が青木川の滝壺から薬師如来を拾い上げ、安置するために「吉祥寺」という一堂を建てました。400年後に、比叡山で修業した仏泉上人永救(ぶっせんしょうにんえいぐ)が荒廃した吉祥寺を再建。上人を慕って弟子入りするものが後を絶たず、境内には360もの寺院が建立され、吉祥寺は「滝山寺」と改められたそうです。滝山寺は鎌倉幕府の恩恵で最盛期を迎えました。
熱く激しい天下の奇祭「鬼まつり」
天下太平・五穀豊穣を祈る修正会(しゅしょうえ)の最終日に催される「鬼まつり」は、源頼朝の祈願により始められたと伝えられています。節分には「鬼は外!」と豆を投げつけ、邪鬼を祓うのが普通ですが、瀧山寺に登場する鬼たちは、逆に邪鬼を祓う役目であるのが特徴。運慶作と伝えられる祖父面・祖母面・孫面をつけた鬼が登場し、真っ赤に燃え盛る巨大な松明を30数本持って、本堂を乱舞する様は圧巻です。その後、観衆は堂内に上がり、消された松明を縁起物として持ち帰ります。