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野田雨乞笠おどり
(のだあまごいかさおどり)

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古式ゆかしい儀式 野田雨乞笠おどり
野田八幡宮で正徳2年(1712)から300年の歴史を誇る民俗文化財指定の伝統行事です。2人1組の踊り手が太鼓を中に向かい合い「つつろ」という呼ばれる短いバチを持ち、雨乞唄とほら貝、財払いに合わせて太鼓を打ちながら踊ります。農民の切実な雨への願いと感謝を表す奉納神事です。

歴史

野田八幡宮は、白鳳5年(676)創建と伝えられる神社です。古くから「八幡さま」と親しまれ、産土(うぶすな)の神として村人の信仰を集めてきました。特に、農作に関係して雨乞の願がよく行われたようです。

雨乞笠おどりに関して記録に残る一番古い記述は、正徳2年(1712)の『社家古文書』に見られます。その後も幾つかの古文書に雨乞いの記録が見られますが、昭和17年(1942)を最後に途絶えました。

昭和54年(1979)に地元から復活の機運が盛り上がり、往時の経験者の指導の下、青年団と小学校児童の協力を得て復活しました。これを機に、昭和55年(1980)3月15日に「野田雨乞笠おどり保存会」が結成され、昭和59年(1984)年8月7日に刈谷市無形民俗文化財に指定されました。

概要

所在地
〒448-0803
刈谷市野田町東屋敷62(野田八幡宮)
料金
無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください
開催時間
16:00〜
電話番号
080-6192-9274(野田雨乞笠おどり保存会)
駐車場
無し
開催場所
野田八幡宮
開催時期
2024年8月25日(日)
例年8月下旬
関連リンク
刈谷市観光協会公式サイト 野田雨乞笠おどり 詳細ページ
  • 飲食店

見どころ

踊り手は2人1組になり太鼓を中に向かい合います。浴衣に赤いたすきを掛け、一文字菅笠をかぶって、両手に桐の木で作った「つつろ」という短いバチを持ちます。菅笠は紅白に彩られ、華やかな装いです。
雨乞唄と采配に合わせて踊り手が踊りながら太鼓や太鼓の背を打ちます。大きく笠を振るのが見せ所です。踊りには数種類あって、それぞれ見せ所があります。踊りも順番があり、「場ならし」→「三拍子」→「ささら」→「綾」→「おさめ」が基本の順番です。
古きよき時代の、農民の切実な願いが表れている、素朴で趣のある祭りになっています。

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