高家吉良家の菩提寺
華蔵寺(けぞうじ)は山号を片岡山(へんこうざん)といい、吉良上野介義央公の曾祖父である吉良義定が旗本として吉良家を再興した際に、父義安の菩提を弔うために慶長五年(1600)に創建した臨済宗寺院です。
吉良家墓所には義安以下、代々の墓が建ち並び、毎年、吉良公の命日である12月14日には毎歳忌(まいさいき)法要が行われ、たくさんの参拝客が訪れます。
御影堂には吉良義央公の木像(県指定文化財)が、義安像、義定像と並んで祀られています。義央公50歳の姿を刻んだものといわれ、自ら彩色を施したと伝えられています(普段は非公開)。また、吉良家ゆかりの文化財を数多く所蔵しています。