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三河湾を一望できる岬の先端に鎮座する式内社
幡頭神社(はずじんじゃ)は大宝二年(702)の創建と伝えられ、平安時代初期に成立した『延喜式(えんぎしき)』にも記される古い神社です。祭神は建稲種命(たけいなだねのみこと)で、日本武尊の東征に従った建稲種命が駿河沖で遭難し、遺骸が宮崎海岸に漂着し、当地に葬られたと伝えられています。本殿は国指定重要文化財で、桃山時代の様式を伝える天正八年(1580)の建築です。一間社流造で、雄健な曲線を用いた絵様や素朴な蟇股(かえるまた)の形、大きく反りかえった桧皮葺の屋根の美しいラインが特徴です。
両側の神明社、熊野社も同時期の建築と考えられ、県指定文化財となっています。