奥殿藩の歴史と文化が静かに眠る花園の里

その昔、持統上皇が命名されたと伝えられる花ぞの山（村積山）の麓、徳川氏の発祥地松平郷に程近いところに座する奥殿陣屋。
大給松平家５代真乗の子・真次が奥殿松平家初代としてこの地を統治したことに端を発し、その後、乗真（初代藩主）が正徳元年（1711）に奥殿に陣屋を移して奥殿藩が誕生したことが奥殿陣屋の始まりです。
1万6千石の親藩として奥殿藩の歴史と文化が静かに眠ります。
現在では、小高い丘の上に美しい白壁の民家を囲む土塀と士族屋敷の一部が残っています。江戸初期の風格をいかして復元された金鳳亭と蓬莱の庭の風情は格別です。
春の山桜、ユキヤナギ、スイセンからバラ・あじさい・はぎ・もみじ・つばきなど四季折々に美しく咲きほこる花園でもあります。

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